りったんせんせーのらぼにっき。

ブログ名、悩み中です。。。

クリスマスイブに、先生対象のプログラミングイベントしました!~畿央大学現代教育研究所主催~

f:id:riz-nishibata:20181230130121p:plain

12/24(月・祝)、畿央大学現代教育研究所主催で、(原則)教育関係者対象のイベント「小学校でのプログラミング教育をみんなで楽しく考えよう」を行いました。休日の午後でしたが、25人の教育関係者の方々にご参加いただきました。

 

ご協力いただいた奈良県立教育研究所の小崎先生からご挨拶いただいた後、「Scratch(超初心者用)」「micro:bit(超初心者用)」「アンプラグド教材」の3グループに分かれて、超初心者用の実習を行いました。

 

f:id:riz-nishibata:20181230130940j:plain

 当方は、micro:bit担当。アイコンを表示したり、スイッチで表示するアイコンを変えたり、次は、乱数を使ってサイコロを作ったり…と、超初心者向けの内容です。センサーで明るさをはかり、その明るさに応じて、表示するアイコンを変えるところがゴールです。
 

 資料も配付したので、お隣の先生と協力しながら、どんどん進めていくことができました。配付資料はこちらです(クリックすると、内容は日本語です)。↓↓

f:id:riz-nishibata:20181230131728j:plain

 

奈良県立教育研究所からは多くの教材を持ち込んでいただき、長めの休憩時間にいろいろと触っていただきました。

 

その後、先生方の希望を取って、「教科ごと」にグループになっていただき、プログラミングを活用できる場面を話し合いました。その際、畿央大学現代教育研究所より、新学習指導要領を持参し、教科・学年に即した議論をできる環境にしました。

 

国語、算数、理科、図工の各グループができ、それぞれ、明日の授業につながるようなアイディアをご発表言いただきました!参加後のアンケートでも、このグループワークは高い評価をいただきました!

 

f:id:riz-nishibata:20181230132606p:plain

 先生方も、2020年の必修化を前に、「何か始めないといけない…」とは思いつつ、どこから、何を始めたいいのか?と悩んでおられたり、ついつい目先のことで時間が…と思っておられたりされているようです。

 

 多くの先生方が冬休みに入ったばかりの貴重な時間においでいただき、なにか一つでもお持ち帰りいただくようなことがあればうれしく思います。

 

少なくとも「なんかプログラミングって(思っていたより)楽しかった!」と、帰りに思っていただければ、次につながるのではないかと思います。個人的には、告知サイトを見て、これから教員免許を取ろうとしている学生(残念ながら弊学の学生ではありませんでしたが…)も自分のノートPCを持って参加されていたのが、非常に心強く思いました!

  

最後になりましたが、休日にも関わりませず、会場を快く貸していただいた、内田洋行様に厚く御礼申しあげます。

 

www.uchida.co.jp

12/24(月祝) 大阪市内で超初心者用micro:bit講習会をします!

12月24日(月祝)午後、内田洋行大阪支店にて、小学校の先生方対象のプログラミングイベントを開催します!

というわけで、告知サイトはこちら↓↓


実習は、①Scratch ②micro:bit ③アンプラグド に分かれて行います。その後、実践を3人の現役の小学校の先生に紹介いただきます。そして、最後に教科ごとにわかれて、プログラミングの実践例をつくりあげていければ…と思っています。

 

f:id:riz-nishibata:20181224085702j:plain主催は、畿央大学現代教育研究所なので、当方は全体の進行および実習②のmicro:bitを担当します!10人足らずで40分なので、「最初の第一歩」から、教科の内容へのアイディアが浮かべばいいな~という内容です。

 

また、先日、かわいいmicro:bitのカバーを購入したのですが、LEDの光が苦手な人への対応になればな…とも考えています。

http://amzn.asia/d/iz8ZuDj

 

f:id:riz-nishibata:20181224004859p:plain f:id:riz-nishibata:20181224004905p:plain

資料はこちらにすでにアップロードしました!↓↓
(若干、変更していますが、おおむねこんな感じです)

 

当日のイベントの様子も、こちらやFBなどで情報発信していきたいと思います!

時短で楽しく美味しい「合わせ調味料」のような「情報処理演習」でありたい。

f:id:riz-nishibata:20181210191129j:plain

 

*最初に断っておきます。この話は、あくまで弊学教育学部を対象にしており、このことをすべての大学に一般化するつもりは全くありません。

 

 大学で「情報処理演習科目」(1年次配当)を担当していますが、全学共通科目12クラスで担当者は5人。全員が全員、いわゆる情報が専門、というわけではありません。
 また、前期の「情報処理演習Ⅰ」は、担当者のうち一人が教材を作成し、全クラスで内容を統一しています。

 後期の「情報処理演習Ⅱ」は、卒業後、必要な状況や、望まれるスキルが違うと考えているため、学部ごとに内容が異なります。

 健康科学部では、実験や卒業後に必要なエクセルでの数値計算、統計などをメインにしています。当方の所属する教育学部では、エクセルを活用した成績処理、パワーポイントを活用したデジタル教材の作成、初等教育を対象としたプログラミングなどをメインにしています。

 

 さて、突然ですが、数年前に、料理に合わせ調味料(C〇〇k D〇)を使うのは手抜きだとかそんな話がネット上で話題になりました。それに対し、じゃあ、出汁もきちんととれるのか、カレーはスパイスから作るのか、「合わせ調味料」は誰でもプロの味を手軽に再現できるのがいいところ、などの議論が巻き起こりました。

 

 料理は、本当にそれぞれのスキルやセンスがありますし、育った環境にもよりますし、今の状況(金銭的、時間的)にもよります。だからこそ、外食、中食(総菜などをスーパーで購入し自宅で食べる)、そして時短でおいしくできる「合わせ調味料」、冷凍野菜、常備菜などが活用されるわけでして。

 それに対する考え方は、それぞれが行うべきであって、他人がとやかく言うことではないかな?と。もちろん、料理や飲食を生業にする方はもちろん別でしょうが。。。

 

 閑話休題

 さて、「何を教えるべきか、何を学ぶべきか」についても同様で、それぞれの学習能力、これまでの理解度、今の状況に大きく左右されます。長年議論をしたうえで、初等中等教育ではここまで教えるべき、学ぶべきという内容が「学習指導要領」という形でまとまってきたわけなのです。それでも10年に1回、見直しされているわけです。

 しかし、とかく「情報分野」については、まだ議論の途中というか、時代に追いつく間もなく、走りながら考えている、というのが正直な思いです。

 

 

f:id:riz-nishibata:20181210200509j:plain

 大学入学以前の情報に関する学習内容や理解度が違う、個人的なスキルも違う、時間的な余裕も(それほど)ない、遊ぶお金も(そんなに)ない、という今の大学生に、情報リテラシーとして何を教えるべきか、というのは、弊学の担当者間でも議論が尽きません。

 

 もちろん、時間がたっぷりあれば、あれもしたい、これもしたい、できたら楽しいだろうなぁ…と思うことはたくさんあります。しかし、学生の時間は有限。情報処理演習以外にも履修している科目がもちろんあり、それぞれに課題がしっかり(たっぷり)あります。

 

 先の料理の例だと、フルに働き、帰宅し、「手抜きしない料理じゃないとだめだ」とばかりに、下ごしらえをし、だしを取り、野菜はすべて面取りをし、肉は筋を取り、たたき、灰汁をとり…などとやっていたら、食べる時間は遅くなり、片付けまでしていると今度は睡眠不足になり、翌日の仕事に響いたり、かえって不健康になったりということもあるでしょう。(もちろん、料理が好きだ、ストレス発散だというケースまで否定するつもりは毛頭ありません)

 

 となると、「情報」はどこまで何を教えればよいのか、学生にとっての「合わせ調味料」は何なのか、素早く楽しくおいしく理解できる、そんな「情報処理演習」を目指したいと考えています。

 もし、そこから興味を持てば、各自が自学自習すればよいわけで、それこそネットにはいろいろな教材があります。「手抜きしない料理」に拘泥するあまりに、情報が嫌いになってしまっては元も子もありません。

 

 教育学部の学生の多くは、教員になり、次世代の子どもたちを教えることになります。「情報」に関して、自身が辛い、苦しい思い出しかなければ、どうやって楽しく教えることができるようになるというのでしょうか。「仕事だから、やらないといけないから」というのはあまりに消極的で、残念な結果にしかならないでしょう。

 
 そもそも「できたから、もう終わり!」から「できた!ほかにもやってみよう!」にするのが我々教員の役目だと思うのです。そのためには、「情報処理演習」という1年次の科目は、料理の「合わせ調味料」であり、体育の「補助板」でよいと考えています。

 

「合わせ調味料」万歳!

…というわけで、拙宅の今日の夕食は、Cook Doを使った麻婆豆腐でした!

豆腐の下ごしらえだけはしましたよ。このひと手間が味を変えるので^^

www.ajinomoto.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

ものづくりって楽しい♪ micro:bitでクリスマスツリーを作りました!~「子どもとプログラミング」Advent Calender2018

f:id:riz-nishibata:20181208203850j:plain

 2020年から小学校でのプログラミング教育必修化がはじまることをうけ、昨年の夏ごろより、いろいろな小学校で、研修や講習を行ってきました。Scratchプログルなど、実際に試していただく時間を設けることが多いのですが、最近は、この「micro:bit」(クリスマスツリーの「鉢植え」にあたる部分にある小さな板)に関する質問を受けることも増えてきました。

 また、コミュニティ「Windows×教育」でのイベントでも、ここ数回連続、micro:bitのハンズオンを続けています。

 こうした中、共立電子さんの「プログラミングと電子工作」イベントを見つけて、参加してきました!

 

f:id:riz-nishibata:20181208203720j:plain 最初に配られたパーツ類。ツリーの色は、赤、緑、青、紫から選べます。micro:bitも、青のほかに、黄、緑、ピンクなどがありますが、たまたま色がそろってなんだか嬉しい^^

 

 パーツはすべてこのように準備されていて、また、資料も写真が多くとても分かりやすかったです。アクリルの「ツリー」もきれいに加工されていて、見ているだけでワクワクします!ここまで準備するのが大変なんですよね。わかります。

 

 いろいろ楽しんで作っていたら、同じテーブルの仲良くなった小学生に、「今度はこうするんだよ~」って教えてもらいました^^ 

 

f:id:riz-nishibata:20181208203828j:plain

 資料を見ながら、あっという間にここまで完成。小さなネジ、ナット、スペーサー、ターミナルが面白いようにはまっていきます。本当に、ここに至るまでいろいろ試作されたんだと思います。また、LEDは、レジンで固めてクリスマスツリーの飾りになりました♪

 

 mico:bitのLED部分のプログラミングがわかったら、ツリー部分のLEDの点灯もmicro:bitで制御していきます。同じテーブルの小学生も、「これ、数字変えたら、光る長さとか変わるねんで」って教えてくれました!
 聞いてみると、学校ではまたプログラミングはやっていないとのことですが、週末はこうしていろいろなイベントに出かけているそうです。

 

 もちろん、画面上のプログラミングも楽しいのですが、やはり何か作ったものが物理的に三次元で動くというのは、何か格別ですよね~。大学でも、micro:bitを使ったプログラミングの授業を始めていますが、楽しそうに作っている姿をみると、こちらもうれしくなるというものです。

 

 さて、あまりに楽しかったので、12月のコミュニティイベントでも、同様のことをさせていただくこととしました。とはいえ、アクリル板やレジンまでは準備が大変なので、画用紙とモールやシールで対応することとしました。LEDをはじめとするパーツ類は今回お世話になった共立電子さんにまとめてご準備いただくこととしました。ありがとうございます!

 

 12月25日(火)クリスマス当日なので、その日しか楽しめませんが!← ぜひ楽しんでいただければと思います。イベントの案内はこちらです↓↓

 

みんなでプログラミングを楽しもう♪~「こどもとプログラミング」アドベントカレンダー2018

プログラムキューブでプログラミングしている高等部の生徒二人の後ろ姿、教師とメンターが見守っている。

プログラムキューブでプログラミング

 2020年より小学校でプログラミング教育が始まるのは、学習指導要領が発表されて以来、さまざまなメディアで報道されたり、プログラミング塾やプログラミング関連の任意団体からの情報発信、プログラミング環境や教材の登場などにより、少しずつ認知されてきたかと思います。

 

 特にプログラミング環境や教材については、それぞれの特徴を生かし、この2年でたくさんのものが開発され、実践が行われてきています。

  • 「文字」を打たなくとも、ブロックを組み合わせてプログラミングできるもの
  • 絵を組み合わせてアニメーションや「世界」を作り出せるもの
  • 色、距離、音、光など様々なセンサーを組み合わせて、その動きや反応を制御するもの
  • お菓子を並べて、その並び方をカメラで読み取り、キャラクターに動きを与えるもの
  • パソコンやタブレット端末などを使わずに、「具体物」を操作するもの

 とはいえ、「プログラミング」とは何か、学習指導要領の総則において目的として記載された「論理的思考」とは何か、というところにおいても、さまざまな意見があり、その上、環境が整備されていない、誰が教えるのか、どの時間・どの教科でやれるのか、など、いろいろ山積しています。。。。

 

 私も昨年の夏あたりより、さまざまな小学校、教育委員会、教育関係の団体からお声かけいただき、研修、講習、お話などをさせていただく機会をいただいています。このなかでは、「これが(正しい)プログラミング教育だ」というお話ではなく、「こういう教材があります、やってみましょう。こういう実践がありました、みなさんならどうしますか?」という方向でお話しや実習をすることが多いです。

 

 ちなみに、当方の最初の研究テーマは「放送・視聴覚教育」でした。テレビ映像をどのように教育に活用するのか、戦後のNHK教育チャンネルの開設に伴い、それはそれは議論が尽くされたと聞きます(論文や著書で見る限りですが)。「放送は社会の窓である」「映像は、教師の授業のために使われるべきものである」というそれぞれの主張がとりあえず収まるまで30年はかかりました(同上)。
 もちろん、今、30年もかけるわけにはいきませんが、過去それが「映画」であったり、「コンピュータ」であったり、新しい何かが教育現場に入るために、必要な時間なのかもしれないと思っています。

 

 そして、私が一番大切にしているのは「みんなで楽しめますか?」ということです。小学校だけが取りざたされていますが、そもそも初等教育ですので、特別支援学校の小学部ももちろん含まれます。特別支援学校においては、子どもの発達段階や特性に応じて教育内容や教育方法を工夫し、子どもたちの卒後のことも考えながら、さまざまな工夫をされていることを、ここ数年共同研究で関わらせていただいてから、私自身も勉強しています。

 

 

プログラミングキューブで友達が決めたコマンドを、実践している中学部の生徒と見守るメンター。

中学部でのプログラミングキューブを使った実践

 昨年度の総務省事業「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」では、奈良県立奈良養護学校「プログラムキューブ」(立方体の段ボールにコマンドを絵であらわしたもの)を使った、プログラミングの実践を行いました。コンピュータもタブレットも全く使わず、学生が作った段ボールとコマンドで実践を行いました。

 「これがプログラミングなの?」

とよく言われます(現在進行形)が、少なくとも子どもたちがクラスで取り組みことができ、自立活動の時間において先生方も無理なく実践ができ、「プログラミングが楽しい」という、生徒自身の声をきけたことは本当にうれしかったです。
 改めて、がんばった子どもたち、教材について様々に議論をした先生方、そしてメンターとして関わってくれた、畿央大学の学生、そして大阪教育大学の学生、院生の皆さんに心から感謝しています。

 

 これからもさまざまなプログラミング環境、教材、そして教育方法が開発され、実践されることになるでしょう。その中でも、子どもたちが学びやすく、先生方も教えやすく、そしてみんなで楽しめる、そんな「プログラミング教育」を考えていきたいと思っています^^

 

【関連リンク】

総務省|若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業

 

当方が関わった「奈良地区」の報告書はこちら↓↓

総務省|若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業|環境・身体・コミュニケーションと融合するプログラミング

「コロコロ大作せん!」で、小学校2年生がプログラミング(的思考)にチャレンジ!

f:id:riz-nishibata:20181231115737j:plain

2020年に控えた、初等教育でのプログラミング必修化を受け、畿央大学現代教育研究所では、香芝市教育委員会と連携し、「教育の情報化」「特別支援教育の充実」に取り組んできました。

 

今日は、その一環で香芝市内の小学校で行われた「図工×プログラミング(的思考)」の実践を見学させていただきました。単元は、2年生「コロコロ大作せん!」。転がるものと、上にかぶせるカバーを工夫しながら、自分の思い描く何かを作ろうという授業です。

f:id:riz-nishibata:20181231124916j:plain f:id:riz-nishibata:20181231124940j:plain

机を後ろに寄せて、前には「実験場」。ゴルフボール、カプセル、乾電池など転がるものと、家からもってきたお菓子の空き箱や、薬などの容器をかぶせ、次々に試していきます。「思い通りの動き」になるよう、プリントも使い、組み合わせながら「試行錯誤する」図工の時間です。

 

なお、「プログラミング的思考」とは、文部科学省の「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」(平成28年6月28日)によると…

 自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組
合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組
み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、
より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

です。よって、この授業では、図工科においてプログラミング的思考の育成をめざしました。

 

実際、子どもたちがどのように動き、何を考えていたのは、別途機会を作って発表したいと思います。

学園祭で「飛鳥鍋」と「焼き豚」にプロの監修・ご指導のもと、マジに取り組みました。~阿波金時豚の焼き豚編~

西端ゼミも10年を迎え、いろいろなことに新たにチャレンジしています。その一つが「学園祭で飲食にマジに取り組むこと」です。準備も含め3日間のことを書きますので、シリーズものになりますが、お付き合いいただければありがたいです。

Day2:簡単に美味しくプロの味に!(10/20)

f:id:riz-nishibata:20181026072017j:plain

 学生の「飛鳥鍋」とは別に、ゼミでは「ITで変わる未来」として、プログラミング教材「からだでプログラミング」の展示および、六次化による飲食業の変化の実例である「阿波金時豚の焼き豚&ミートボール」の有料試食を行いました。

 

f:id:riz-nishibata:20181024222613j:plain

「THE NARUTO BASE」さんから届いた大量の焼き豚とミートボール!!とってもテンションが上がります^^

 

 鳴門金時芋のうち、市場に出荷できないような大きさのもの(でも味も栄養も同じ)を食べて育った「阿波金時豚」の焼き豚とミートボール。「阿波金時豚」の飼料を肥料にして、また次の鳴門金時芋に…という循環農業のお話をお客様にしながら、奥ではゼミ生たちが手分けして解凍と調理。

 

 ゼミ生たちは1~2時間のシフト制になっているので、その日最初のシフトの学生のみ「THE NARUTO BASE」の新谷剛史氏にご指導いただきました。調理スペースにおいたホワイトボードにメモし、簡易マニュアルも作りました。(最初だけの予定だったのですが、時折、大変そうなときはプロのテクニックで素早くフォローいただき、ありがとうございました)

 

f:id:riz-nishibata:20181024222139j:plain

 焼き豚は、しっとりしたモモを3枚、脂ののったバラを2枚、フライパンで少し焦げ目をつけ、たれを絡めて出来上がり。

 ミートボールは、電子レンジで中まで解凍した後、小鍋で温めたデミグラスソースをかけて出来上がり。

 どちらも、プロが監修し、出来上がり寸前まで加工されているので、手早く提供できます!(とはいえ、少し慣れずにお待たせしてしまった方々、申し訳ありません…)

 調理の時には、新谷氏のご指導のもとニトリル手袋」をはめ、トングも調理台に直置きしないようにしました。

 

 今回は、ゼミ枠だったので、屋外のストリートではなく、建物内のスペースでの出展となりましたが、他に飲食系がないので、建物入ったとたんに「焼き豚のいい匂い」が漂い始めます^^

 

 また、初日は隣の会議室で、教育学部の展示が行われていたため、多くの先生方にもお立ち寄りいただきました。とある先生が、偶然ですが、鳴門市にある「THE NARUTO BASE」のレストランに行かれたことが分かったことも、なんだかうれしかったです^^

 

Day3:卒業生も地域の人も、ありがとう!(10/21)

f:id:riz-nishibata:20181024224034j:plain

 新谷氏が奈良にいらっしゃる!ということで、昨晩は地元の飲食や農業、地域活性に携わっておられる方々と盛り上がり、そのままの勢いで(笑)食べに来ていただきました!

 

 ゼミの卒業生も数えきれないほど、顔を出してくれました。大きなお腹だったり、ベビーカーを押したり、「今度、ちょっと相談乗ってください」だったり、再来月の研究授業の模擬授業をしてくれたり…と、それぞれ学生時代とは違った顔を見せてくれてありがとう。こちらがバタバタしていて、現役生との時間がとれなかったことは反省点の一つです。

 

 もう一つ大きな反省といえば、全く広報をしなかったことです。うちのゼミともあろうものが、ハッシュタグInstagramのフレームを作らず… > < 

 

 そして、これは大学にフィードバックする予定なのですが、車いすの男の子を連れたご家族連れがいらして「ここで、美味しいものをこんなにゆっくり食べれるなんて。。。。」とおっしゃっておられたことが気になっています。
 たしかに、外のストリートはお店が立ち並び、人も多く、場所によっては車いすが通れないところもあります。。。ところどころ飲食スペースはあるのですが、多くの方がいらしておられるので、すでに満席だったのでしょう。
 皆が学園祭を楽しめるように、「ゆっくり、静かに楽しみたい人」向けのスペースを確保することも大事だな…と思いました。

 

f:id:riz-nishibata:20181024225403j:plain

 西端ゼミ始まって10年になりますが、今回初めて「飲食」に取り組みました。最初の相談から3か月近く、素人の私たちに、提供する食材の内容、量、器の大きさ、調理方法など「THE NARUTO BASE」の新谷剛史氏はじめ多くの皆様に、ご指導・ご協力いただき、本当にありがとうございました。写真は、すべて終わって、夕日の中の移動販売車「NARUTO BASE GO」と新谷氏とのツーショットです!

 「食は大事」と何度もおっしゃっておられたように、この体験が学生自身の「腑に落ち」、次世代を育てる力になってほしいと思います。

 

 最後に、焼豚もミートボールも食べていない!いや、もっと食べたい!という方は、徳島県鳴門市のレストランまでおいでください↓↓

 

関連リンク: