NHKハートフォーラムで、特別支援教育に使える「教材共有ネットワーク」のお話をして、心も温まりました。
奈良県自閉症協会さんからお声かけいただき、「NHKハートフォーラム 自閉スペクトラム症の人が暮らしやすい社会をめざして」に登壇させていただきました。当日、500人ほどの方においでいただき、その中で、奈良県立奈良養護学校との6年近くにわたる取り組みをお話しさせていただきました。
◆記録を蓄積できる、何度でも繰り返すことができる、個人にあわせてカスタマイズできる、このようなICTの特性は特別に支援が必要な人たちや子どもたちの助けになること、
◆「楽ができる=ずるい」ではなく、もし、仮に楽になったとしてもその浮いた時間でよりお互いにかかわりを取ることができるようになること、
をお話ししたつもりです。
また、今回は持ち時間の都合上お話しできませんでしたが、同意をいただけること前提で、教材の利用状況のデータをとりつづけることによって、より多くの人たちや子どもたちの助けになる教材づくりの基礎資料になるかもしれないことも、今後何らかの形でお伝えしたいなと考えています。
さて、奈良養護学校と共同開発したデジタル教材は、以下のWebサイトにあがっております。会員登録されたうえで、ご利用くださいませ。
そして、奈良養護学校で開発したアナログ教材の説明や作り方は『誰でも使える教材ボックス~教材共有ネットワークを活かした発達支援』にまとまっております。こちらもあわせてごらんくださいませ。
フォーラムの休憩時間には、弊学の卒業生が挨拶してくれたばかりではなく、「ちょっとしたプレゼント」もいただきました。懐かしい笑顔にほっとしました。ありがとう。そして、帰りには、舞台に飾ってあったお花もいただきました。
お心遣いが大変うれしく、この日も気温は35度を越える暑い奈良でしたが、別の意味で心があたたまった「ハートフォーラム」でした。
最後になりましたが、お声かけいただきました奈良県自閉症協会の皆さま、いろいろご手配くださったNHK財団の皆さま、一緒に登壇してくださった皆さま方、ありがとうございました。また、一緒にお話しできる機会を楽しみにしております♪