りったんせんせーのらぼにっき。

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Microsoft Most Valuable Professional 及び Windows Insider MVPを受賞しました。

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「学生一人一人にSurfaceを配るらしい」
と聞いて、6年たちました。大学が端末を用意し、学生に貸与するCOPE(corporate owned, personally enabled:組織に所有権があるけれども、個人的に使って構わない)という方式は、当時としてはかなり大胆な試みだったと思います。いまでも珍しい方だとは思います。

 

新入生に貸与する端末は、Surface Pro2,Pro3,3,Pro4と1年ごとに機種が変わり、昨年からは富士通のノートPCになりました。なお、写真は、初年度に貸与したSurface Pro2です。新入生オリエンテーションの日に机の上に置いたので、「まるで幕の内弁当みたい」ともいわれました(笑)

 

1年次必修の情報処理演習はもちろんのこと、初年次教育や専門基礎科目で活用したり、2年次以降は「教育方法・技術論」「音楽科概論」などの専門科目で、3年目以降はゼミや卒業論文などでとても重宝しました。また、弊学の学生は、将来教育職(小学校の先生が多い)に就くことが多く、この端末貸与は、次世代の教員を養成する上でのターニングポイントになったように思います。

 

研究者としては、教育の情報化施策、初等教育におけるプログラミング教育の導入とともに、現場の先生方への研修、先生はもちろん、地域の方やエンジニアの方とのコミュニティ活動、文部科学省総務省などでの会議出席など、外向きに発信することも多くなってきました。

 

こういう取り組みの中で、Microsoft MVP Award を受賞(5期目)させていただくこととなりました。当初は、Surfaceだったのですが、現在はWindows and Devices for ITです。
 
また、障害のある子どもたちへの「合理的配慮」(注)の1つとして、紙の教科書ではなくデジタル教科書を用いたり、音声で読み上げたり、表示するフォントや文字の色を変えたり…など、Windowsそのものの機能で、子どもたちの「困り感」を少しでもなくすことができる事例を紹介することも増えました。こうした活動は、

Most Valuable Professional | Windows Insiderとして認めていただきました(3期目)。

 
これからも、次の世代の子どもたちのため、そして、今、困っている子どもたちのために何ができるのかを考えつつ、基本的な教育の環境の1つとしてのデバイスを考えていきたいと思います。
 
最後になりましたが、こうした活動を支えていただいているコミュニティの皆様、学校の先生方、そして同僚の皆様、心から厚く御礼申し上げます。

 

【コミュニティ活動】

 

 

【関連リンク、補足等】

合理的配慮
 →障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの