りったんせんせーのらぼにっき。

ブログ名、悩み中です。。。

「なるとでプログラミング」~鳴門の子どもたちとプログラミングを楽しみました!

なるとでプログラミング!

f:id:riz-nishibata:20190122000524j:plain

2019年1月12日(土)および13日に、徳島県鳴門市で、鳴門市さん主催のプログラミングイベントをお手伝いさせていただきました。3歳から12歳までのお子さん80名弱とその保護者さんにご参加いただきました。

 

2020年から小学校でプログラミング教育が必修になるにあたり、教員研修などでお話や実習をしたり、実際の授業の指導助言にあたることは多いのですが、地域のイベントをサポートするのは初めてでした。

 

今回は、自治体は自治体でも、教育委員会ではなく、経済建設部経済局が主体として取り組まれ、地元企業であるブエナピンタ株式会社さん、すなわちTHE NARUTO BASEの新谷剛史さん経由でお話を頂戴しました。

 

打ち合わせの結果、就学前のお子さんが来られる午前中は、昨年度、総務省事業でも活用した「からだでプログラミング」を、小学校中学年~高学年のお子さんが来られる午後は、「micro:bit」を教材にしました。

 

からだでプログラミング

昨年度、総務省事業で活用した「からだでプログラミング」。8個の段ボールにコマンドとなるイラストが描かれ、軽快な音楽とともにコマンド通り身体を動かす教材です。実際に保育園でこの活動に取り組んでいる、現役保育士であり、畿央大学大学院教育学研究科の大学院生でもある井狩文美さんがメインとなり、準備ももちろん、当日の「先生役」もきっちり務めました。

 

f:id:riz-nishibata:20190122003229j:plain

まずは、「からだでプログラミング」の映像を見ながら、身体を動かすことを学びます。次に、準備した段ボールにコマンドを貼りつけ、みんなでその場で楽しみます。ここまではよくあることのですが…

 

次に、エンジニアである新谷さんからの発案で、「逆バージョン」というか「デコード」というか、すなわち、先生の動きを見て、あらかじめ用意しているコマンド群から必要なコマンドを選び、段ボールに貼りつける活動を行いました。最初から8個では難しいので、4つずつ分けて…というのもエンジニアさんらしいアドバイスでした。

 

井狩さんも、さすが現役の保育士さん。大きい声とわかりやすい表情と動きで、初対面の子どもたちもぐいぐい乗ってきたのがわかります。(私もスポーツ実習担当のはずなのですが、いやはや… > < )

 

30cm四方弱とはいえ、一人8個×20人分=合計160個の段ボールは、組み立てるのも、運ぶのも少々厄介だったのは否めませんが、子どもたちが体を一杯動かして楽しんでいる姿は、見ているこちらもうれしくなりました。

 

さて、この「からだでプログラミング体験」を通して、就学前の子どもたちの「思考力の芽生え」「数に対する興味」につながるのでは?というのが井狩さんの「リサーチクエスチョン(研究に関わる疑問)」です。どのように明らかにしていくのかは、彼女の課題でもありますが、1年後が楽しみです。

 

mico:bitでピカピカひかるうずしおくんとうずひめちゃん


f:id:riz-nishibata:20190122005454j:plain午後からは、新谷さんがメインになって、micro:bitでピカピカ光る鳴門市のマスコットキャラクター「うずしおくん」と「うずひめちゃん」を作りました。「micro:bitで光る」といえば、オリジナルは、共立電子さんの「光るクリスマスツリーワークショップ」です。

 

最初は、電子工作の部分から。LEDにコードをつけ、micro:bitにはターミナルをつけ、コードをつなぎ、ネジでとめ…。少し心配していたのですが、手先の器用な子どもたちの方が得意だったみたいです。また、週末でしたので、お父さんのご参加も思ったより多く、一緒に楽しまれていたようでした^^

 

f:id:riz-nishibata:20190122010147j:plain


最初に完成品を見せたり、「なぜ電子工作をしなくていけないのか」という説明をされたり、など、非常にロジカルなお話と子どもさんへの細やかな対応に学ぶことばかりでした。

 

初日はトラブルもあり、それでもなんとかゴールまでこぎつけたのですが、2日目は、トラブル対応済でしたので、全体的に余裕がありました。2日目の会場は、日本で最初にベートーベンの第九交響曲が演奏された、「鳴門市ドイツ館」ということもあり、第4楽章の有名なフレーズも、聞こえてきました♪

 

産官学連携として

今回の実施にあたり、Surface端末は、日本マイクロソフト社さんからお借りしました。鳴門市さんは、企画、会場の確保、広報、段ボールの運送や保管などさまざまにバックアップいただきました。新谷さんからは内容や教え方のアドバイスをいただき、そして地域と私たちの文字通りHUBとなってくださいました。

 

産学連携というと、とかく「大学の研究シーズを企業の力で実現する」というスキームが多いように思いますが、こと地域や教育という立ち位置では、「それぞれの立場で得意なことをする」という当たり前が一番大切であることが重要であることがよくわかりました。

 

このイベントが1回の打ち上げ花火ではなく、他の地域に広がったり、何回か続けていけることを願っています。実際、徳島県のほかの地域でプログラミング教育をされている方とお話しさせていただく機会もできそうです。

 

さて、最後になりましたが、貴重な機会を与えていただいた鳴門市さん、ブエナピンタ株式会社さんに厚く御礼申し上げます。もちろんTHE NARUTO BASEさんですから、ご飯はおいしくいただきました!!←
 
そして、最後の写真は、片付け終わってドイツ館の前で、3人そろって「ジャンプ!」のコマンドでした(笑)

f:id:riz-nishibata:20190122012523j:plain f:id:riz-nishibata:20190122012714j:plain

 

【関連リンク】

 

おいしかったもので、1年をざっと振り返る大晦日。

2018年は、昨年の総務省のあわただしさをリセットさせていただいた年でした。担任も外れ、時間もできたので、あちこちに出かけて、おいしいものもたくさんいただきました。そこで、おいしかったもので、1年をふりかえってみたいと思います(笑)

 1月

f:id:riz-nishibata:20181231223902j:plain

総務省の成果報告会が昨年12月に終わったのもつかの間、各種報告におわれ、その合間を縫って、卒論10本、学生たちがよく頑張ってくれました。

 

写真は、初めてお邪魔した子ども食堂でお手伝いした時の食事。地域の方と一緒に作ったご飯は、とってもおいしかったですし、地域の子どもたちの笑顔もとっても嬉しかったです。

 

 2月

f:id:riz-nishibata:20181231225814j:plain

 「2月は逃げる」と言いますが、週末ほとんど出かけていました。講演、大学院入試、Windows Insiderイベントの開催支援(大阪・東京)、総務省の成果発表会(高松)、そしてなんといってもスポーツ実習 in 長野。

 

そんななか、「女子会」でお邪魔した時に出してくださったデザート♡ お土産にチョコレートまでいただいてとっても「女子」しました~♡

 

 3月

f:id:riz-nishibata:20181231231504j:plain

4日(日)~8日(木)から、Microsoft MVPとして、アメリカで開催されるGlobal Summitに参加していました。昨年に引き続き、フリーズドライのお味噌汁持参でしたので、朝からほっと一息することができました。

 

帰国してからも情報コミュニケーション学会全国大会、教育システム情報学会研究会開催校と、まだまだバタバタしていました。とはいえ、さかのぼって代休をバンバンとれるのは、本学のありがたいシステムです。

4月

f:id:riz-nishibata:20181231232424j:plain

年度が明け、(低学年の)担任業務から外れ、少し余裕ができたようです。また、前期は授業日が固まっているので、土~火までスケジュールを空けることができるのです。スケジュール帳を見てみると、ようやく何もしないフリーな日ができてきだしたようです。

 

写真もそんなちょっとほっとした中で、某集まりでいただいたディナー。久しぶりにワイングラスが並ぶようなお店(物理的に高くて夜景もすごかった)で、おいしかったです!(小並感)

5月

f:id:riz-nishibata:20181231234006j:plain

実は昨年度いろいろあって、研究室を「完全ノンアル」にしたのです。と、新人歓迎コンパを、学外ではなく、学食でしたいと学生が言い出し、それなら…と、THE NARUTO BASEさんから取り寄せた焼き豚2種とローストポーク。大学の隣のスーパーで、半額になったお惣菜、お寿司なんかも買ってきて、かなり格安におなか一杯になりました^^

 

ただ、この月、自覚症状はなかったものの、簡単な手術(日帰り)をうけました…。

6月

f:id:riz-nishibata:20181231234450j:plain

少し時間ができたこともあって、近隣の小学校などでの研修、講習が増えてきたのがこの時期ですね。内容は、ほぼ「プログラミング教育」です。経緯を説明し、Scratchやプログルを紹介し、コード・A・ピラープログラミングカーなどのアンプラグド教材を試していただく、というのがおおよその流れです。

 

写真は、以前お世話になった北海道在住の小学校の先生に連れて行っていただいた「いくらのお寿司」。こぼれる、こぼれる、こぼれる…!(この時はまさか9月に…

7月

f:id:riz-nishibata:20190101001010j:plain

実は、昨年の夏、手足口病にかかり、全く夏、遊べなかったので、今年は遊ぶぞー!と、まずはTUBEのライブ。そして、湘南海の家で宴会と海水浴~~~

 

とはいえ、大学のある市町村から、悉皆(全員参加)の研修をお引き受けしていたので、小学校の夏休みが始まる第4週からは、大学か小学校か、という感じで動いていました。また、7/22にNHKのハートフォーラムでお話しさせていただいたのは、とてもよい経験になりました。

8月

f:id:riz-nishibata:20190101002102j:plain

よく言われるのですが、大学の夏休みは遅く、すべてが終わるのはなんとお盆直前なんですよね。。。とはいえ、この夏、人生初秋田!食べ物もおいしく、秋田とは思えない気温(32℃)でしたが、昼間は勉強し、夕方以降は、一人で参加していたこともあり、おいしいものをいろいろいただきました。写真は、いぶりガッコ+クリームチーズの組み合わせ。おいしくないはずがない!

 

これで、あと行っていない都道府県は青森だけになりました。これは来年の目標、かな?(笑)

9月

f:id:riz-nishibata:20190101002747j:plain

4日(火)~6日(木)に、札幌で開催されていた教育システム情報学会第43回全国大会。6日(木)未明。ふと気づくと世界が揺れていて、正直何もできない。。とりあえず、水を出し、服を着替え、荷物をまとめ、家族と最低限の友人に安否連絡。飛行機と宿も申し訳ないが多めに予約できるうちに予約する。

 

さまざまな情報を収集しつつ、学会がなくなった連絡が回ってきたのと同時に、手持ちの水と食料を確認し、そもそも当初から泊まる予定だったホテル(千歳市内)に移動を試みる。6月に大阪で大きめの地震があった時から、いろいろ持ち歩いていたので、少し心構えはできていたのかもしれません。朝食がついていないプランだったのに、パンと飲み物を全員に開放してくださったのは、札幌グレイスリーホテルさん。本当においしかったです。

 

JRもリムジンバスもうごいておらず、タクシーのみ。現金が心もとなかった(もちろんコンビニでもおろせない)ので、駅前の長蛇のタクシー乗り場で、同乗者を探して、千歳方向へ。宿泊予定のグランテラス千歳さんは、自家発電されており、少々節電されていたものの、電気も、水も、ありました。とりあえず、なけなしのお金でコンビニで当座の食料を買い、ホテルの夕食を待ちました。その時に買ったのが、写真のソフトカツゲン。冷蔵庫も電気が切れていたので「自己責任」で買ったものですが、この一口が本当においしかった。上記のホテルには、来年、改めてゆっくり泊まりにいきたいと考えています。

10月

f:id:riz-nishibata:20190101004620j:plain

食で卒業論文を書く学生がいるのが、今の4年生(10期生)。子ども食堂、おにぎりアクション、そして、奈良の伝統食。そして、5月にお取り寄せした焼き豚があまりにもおいしかったので、学園祭でも出店することにしました!

 

予め加工していただいているので、軽くあぶってたれをかけるだけで、レストランで提供されるような焼き豚になります。あぶったたれのにおいが、建物はいった途端にぷーーーんと…(笑)
来年は、いろいろ工夫して、本格的に取り組みたいですね!

 

11月

f:id:riz-nishibata:20190101005850j:plain

11月は、ゼミ始まって10年続いているゼミ旅行の月です。今年は、いろいろお世話になっている徳島県鳴門市に行くことにしました。写真は、鳴門で最初に食べた「鳴ちゅるうどん」。麺が柔らかく、太さが一定でないのが特徴とのこと。ちゅるちゅるとおいしくいただきました^^

  

放送・視聴覚全国大会(広島)でも、指導・助言とワークショップという大役をいただき、ありがとうございました。

 12月

f:id:riz-nishibata:20190101010311j:plain

学会の研究会(明石)があったり、コワーキングスペース(埼玉)にお邪魔したり、東奔西走しつつ、冬休みに入った途端、プログラミング教育関係のオフィシャルなイベント(12/24)と、コミュニティイベント(12/25)が連続。それぞれ、関係の皆様に助けていただきつつ、無事に終わることができました。

 

写真は、この2連続イベントが終わっていただいた、スターバックスの「ピスタチオ クリスマス ツリー フラペチーノ」。風も強く、寒い日ではありましたが、クリスマス気分で、夜景を見ながらいただきました。

 

こうしてみると、1年間、ゆっくりさせていただきました。来年度からのお話も少しずつ頂戴しております。いろいろインプットしていたものを、自分なりに考え、解釈し、またアウトプットしていこうと思います。(書いているうちに、年が明けてしまいましたが)、今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

クリスマスに、「第7回 Windows×教育」でクリスマスハンドベルを楽しみました♪

f:id:riz-nishibata:20181230151432j:plain

2016年12月から始めたWindows×教育」コミュニティイベント。第7回も多くの方に来ていただき、無事終了しました☆彡 なお、このエントリーは、「こどもとプログラミング Advent Calendar 2018」最終日の記事でもあります。

 

f:id:riz-nishibata:20181230153016j:plain


2020年からの初等教育におけるプログラミング教育必修化に向けて、尾崎先生(大阪教育大学)が中心となり、「micro:bit」の実習を行っています。今日は、クリスマスなので、クリスマスなので(大事なことなので2回書きました)micro:bitハンドベルを楽しみました☆彡

 

f:id:riz-nishibata:20181230152008j:plain f:id:riz-nishibata:20181230152031j:plain

テーマトークは、若林健一さん(CoderDojo奈良・生駒・明日香・田原本)から「CoderDojoってどんなことやってるのかお話します」と、新谷剛史さん((株)セカンドファクトリー)から「IT従事者がプログラミング教育と聞いて期待すること」の二本立て。くしくもお二人ともエンジニアさんで、次世代の子どもをどう育てていくのかという共通のテーマで、切り口の違うお話しを聞かせていただきました。

 

CoderDojoも聞いたことがあるけれども、実際に関わっておられる方はまだまだ…という状況ですので、学校で行われる公教育とは違った形で、これからもコラボしていきたいです!

 

新谷さんからは、エンジニアさんらしい論理的な問いかけで、議論のきっかけを作ってくださいました。よくある「では、グループで話し合いを…」的なものではなく(笑)、会場全体で意見がズバズバ出る時間となりました。(大学の授業や、いろんな会議でもそうありたいものです…)

 

f:id:riz-nishibata:20181230153154j:plain

  さて、ライトニングトーク3本立て(nanoさん、hanazukinさん、Ryota NAKAMURAさんありがとうございました。資料は一部この下にあります)のあとは、ハンドベルの発表会♪♪

 スイッチを押しているのになかなか音が出なかったり、違う音がでたりして、この笑顔です♪

f:id:riz-nishibata:20181230153428p:plain

 やっぱり、こうしてみんなで何かを作ることって、いくつになっても楽しいし、こういうイベントを続けたいなぁと思います!

 

今回は、時間切れでイベント内で作ることを見送ったのですが、コミュニティからの「クリスマスプレゼント」として、micro:bitで、LEDを光らせるためのパーツ類と資料」を配付させていただきました。

 

こちらは、共立電子さんのイベントに参加させていただいたときのパーツと資料の簡易・修正版です。資料ならびに来年のカレンダーのご提供、ありがとうございました!みんなもらわれていきました^^

f:id:riz-nishibata:20181230154639j:plain

 

 

 

 

 

←組み立てるとこんなツリーができます。なお、ツリーの型紙は、鴨谷真知子さん(Cross Media +Design)に作っていただきました。

 

次回は、学校の春休み期間3月下旬を予定しております。こんなことやってみたい、こんなこと話してみたい、というリクエストがございましたら、どんどんお寄せください。
connpassサイト「教育×Windows×教育研究会」のご登録もお待ちしております^^

 

最後になりましたが、今回もイベントのスポンサーをしていただきました、
(株)セカンドファクトリー様、ブエナピンタ株式会社様、ありがとうございました。

記して御礼申し上げます。

 

f:id:riz-nishibata:20181230155224p:plain   f:id:riz-nishibata:20181230155242p:plain

 

 

関連リンク:

◆テーマトーク1の若林さんの資料はこちら。

CoderDojoってどんなこと やってるのかお話します - Speaker Deck


◆LTをしていただいたnanoさんの資料はこちら。

MicroPythonの概要およびプログラミング教育への活用提案 / programming education with MicroPython - Speaker Deck

 

◆LTをしていただいたhanazukinさんの資料はこちら。

子供とプログラミング - Speaker Deck

 

 


共立電子さんのイベントはこちら。


クリスマスイブに、先生対象のプログラミングイベントしました!~畿央大学現代教育研究所主催~

f:id:riz-nishibata:20181230130121p:plain

12/24(月・祝)、畿央大学現代教育研究所主催で、(原則)教育関係者対象のイベント「小学校でのプログラミング教育をみんなで楽しく考えよう」を行いました。休日の午後でしたが、25人の教育関係者の方々にご参加いただきました。

 

ご協力いただいた奈良県立教育研究所の小崎先生からご挨拶いただいた後、「Scratch(超初心者用)」「micro:bit(超初心者用)」「アンプラグド教材」の3グループに分かれて、超初心者用の実習を行いました。

 

f:id:riz-nishibata:20181230130940j:plain

 当方は、micro:bit担当。アイコンを表示したり、スイッチで表示するアイコンを変えたり、次は、乱数を使ってサイコロを作ったり…と、超初心者向けの内容です。センサーで明るさをはかり、その明るさに応じて、表示するアイコンを変えるところがゴールです。
 

 資料も配付したので、お隣の先生と協力しながら、どんどん進めていくことができました。配付資料はこちらです(クリックすると、内容は日本語です)。↓↓

f:id:riz-nishibata:20181230131728j:plain

 

奈良県立教育研究所からは多くの教材を持ち込んでいただき、長めの休憩時間にいろいろと触っていただきました。

 

その後、先生方の希望を取って、「教科ごと」にグループになっていただき、プログラミングを活用できる場面を話し合いました。その際、畿央大学現代教育研究所より、新学習指導要領を持参し、教科・学年に即した議論をできる環境にしました。

 

国語、算数、理科、図工の各グループができ、それぞれ、明日の授業につながるようなアイディアをご発表言いただきました!参加後のアンケートでも、このグループワークは高い評価をいただきました!

 

f:id:riz-nishibata:20181230132606p:plain

 先生方も、2020年の必修化を前に、「何か始めないといけない…」とは思いつつ、どこから、何を始めたいいのか?と悩んでおられたり、ついつい目先のことで時間が…と思っておられたりされているようです。

 

 多くの先生方が冬休みに入ったばかりの貴重な時間においでいただき、なにか一つでもお持ち帰りいただくようなことがあればうれしく思います。

 

少なくとも「なんかプログラミングって(思っていたより)楽しかった!」と、帰りに思っていただければ、次につながるのではないかと思います。個人的には、告知サイトを見て、これから教員免許を取ろうとしている学生(残念ながら弊学の学生ではありませんでしたが…)も自分のノートPCを持って参加されていたのが、非常に心強く思いました!

  

最後になりましたが、休日にも関わりませず、会場を快く貸していただいた、内田洋行様に厚く御礼申しあげます。

 

www.uchida.co.jp

12/24(月祝) 大阪市内で超初心者用micro:bit講習会をします!

12月24日(月祝)午後、内田洋行大阪支店にて、小学校の先生方対象のプログラミングイベントを開催します!

というわけで、告知サイトはこちら↓↓


実習は、①Scratch ②micro:bit ③アンプラグド に分かれて行います。その後、実践を3人の現役の小学校の先生に紹介いただきます。そして、最後に教科ごとにわかれて、プログラミングの実践例をつくりあげていければ…と思っています。

 

f:id:riz-nishibata:20181224085702j:plain主催は、畿央大学現代教育研究所なので、当方は全体の進行および実習②のmicro:bitを担当します!10人足らずで40分なので、「最初の第一歩」から、教科の内容へのアイディアが浮かべばいいな~という内容です。

 

また、先日、かわいいmicro:bitのカバーを購入したのですが、LEDの光が苦手な人への対応になればな…とも考えています。

http://amzn.asia/d/iz8ZuDj

 

f:id:riz-nishibata:20181224004859p:plain f:id:riz-nishibata:20181224004905p:plain

資料はこちらにすでにアップロードしました!↓↓
(若干、変更していますが、おおむねこんな感じです)

 

当日のイベントの様子も、こちらやFBなどで情報発信していきたいと思います!

時短で楽しく美味しい「合わせ調味料」のような「情報処理演習」でありたい。

f:id:riz-nishibata:20181210191129j:plain

 

*最初に断っておきます。この話は、あくまで弊学教育学部を対象にしており、このことをすべての大学に一般化するつもりは全くありません。

 

 大学で「情報処理演習科目」(1年次配当)を担当していますが、全学共通科目12クラスで担当者は5人。全員が全員、いわゆる情報が専門、というわけではありません。
 また、前期の「情報処理演習Ⅰ」は、担当者のうち一人が教材を作成し、全クラスで内容を統一しています。

 後期の「情報処理演習Ⅱ」は、卒業後、必要な状況や、望まれるスキルが違うと考えているため、学部ごとに内容が異なります。

 健康科学部では、実験や卒業後に必要なエクセルでの数値計算、統計などをメインにしています。当方の所属する教育学部では、エクセルを活用した成績処理、パワーポイントを活用したデジタル教材の作成、初等教育を対象としたプログラミングなどをメインにしています。

 

 さて、突然ですが、数年前に、料理に合わせ調味料(C〇〇k D〇)を使うのは手抜きだとかそんな話がネット上で話題になりました。それに対し、じゃあ、出汁もきちんととれるのか、カレーはスパイスから作るのか、「合わせ調味料」は誰でもプロの味を手軽に再現できるのがいいところ、などの議論が巻き起こりました。

 

 料理は、本当にそれぞれのスキルやセンスがありますし、育った環境にもよりますし、今の状況(金銭的、時間的)にもよります。だからこそ、外食、中食(総菜などをスーパーで購入し自宅で食べる)、そして時短でおいしくできる「合わせ調味料」、冷凍野菜、常備菜などが活用されるわけでして。

 それに対する考え方は、それぞれが行うべきであって、他人がとやかく言うことではないかな?と。もちろん、料理や飲食を生業にする方はもちろん別でしょうが。。。

 

 閑話休題

 さて、「何を教えるべきか、何を学ぶべきか」についても同様で、それぞれの学習能力、これまでの理解度、今の状況に大きく左右されます。長年議論をしたうえで、初等中等教育ではここまで教えるべき、学ぶべきという内容が「学習指導要領」という形でまとまってきたわけなのです。それでも10年に1回、見直しされているわけです。

 しかし、とかく「情報分野」については、まだ議論の途中というか、時代に追いつく間もなく、走りながら考えている、というのが正直な思いです。

 

 

f:id:riz-nishibata:20181210200509j:plain

 大学入学以前の情報に関する学習内容や理解度が違う、個人的なスキルも違う、時間的な余裕も(それほど)ない、遊ぶお金も(そんなに)ない、という今の大学生に、情報リテラシーとして何を教えるべきか、というのは、弊学の担当者間でも議論が尽きません。

 

 もちろん、時間がたっぷりあれば、あれもしたい、これもしたい、できたら楽しいだろうなぁ…と思うことはたくさんあります。しかし、学生の時間は有限。情報処理演習以外にも履修している科目がもちろんあり、それぞれに課題がしっかり(たっぷり)あります。

 

 先の料理の例だと、フルに働き、帰宅し、「手抜きしない料理じゃないとだめだ」とばかりに、下ごしらえをし、だしを取り、野菜はすべて面取りをし、肉は筋を取り、たたき、灰汁をとり…などとやっていたら、食べる時間は遅くなり、片付けまでしていると今度は睡眠不足になり、翌日の仕事に響いたり、かえって不健康になったりということもあるでしょう。(もちろん、料理が好きだ、ストレス発散だというケースまで否定するつもりは毛頭ありません)

 

 となると、「情報」はどこまで何を教えればよいのか、学生にとっての「合わせ調味料」は何なのか、素早く楽しくおいしく理解できる、そんな「情報処理演習」を目指したいと考えています。

 もし、そこから興味を持てば、各自が自学自習すればよいわけで、それこそネットにはいろいろな教材があります。「手抜きしない料理」に拘泥するあまりに、情報が嫌いになってしまっては元も子もありません。

 

 教育学部の学生の多くは、教員になり、次世代の子どもたちを教えることになります。「情報」に関して、自身が辛い、苦しい思い出しかなければ、どうやって楽しく教えることができるようになるというのでしょうか。「仕事だから、やらないといけないから」というのはあまりに消極的で、残念な結果にしかならないでしょう。

 
 そもそも「できたから、もう終わり!」から「できた!ほかにもやってみよう!」にするのが我々教員の役目だと思うのです。そのためには、「情報処理演習」という1年次の科目は、料理の「合わせ調味料」であり、体育の「補助板」でよいと考えています。

 

「合わせ調味料」万歳!

…というわけで、拙宅の今日の夕食は、Cook Doを使った麻婆豆腐でした!

豆腐の下ごしらえだけはしましたよ。このひと手間が味を変えるので^^

www.ajinomoto.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

ものづくりって楽しい♪ micro:bitでクリスマスツリーを作りました!~「子どもとプログラミング」Advent Calender2018

f:id:riz-nishibata:20181208203850j:plain

 2020年から小学校でのプログラミング教育必修化がはじまることをうけ、昨年の夏ごろより、いろいろな小学校で、研修や講習を行ってきました。Scratchプログルなど、実際に試していただく時間を設けることが多いのですが、最近は、この「micro:bit」(クリスマスツリーの「鉢植え」にあたる部分にある小さな板)に関する質問を受けることも増えてきました。

 また、コミュニティ「Windows×教育」でのイベントでも、ここ数回連続、micro:bitのハンズオンを続けています。

 こうした中、共立電子さんの「プログラミングと電子工作」イベントを見つけて、参加してきました!

 

f:id:riz-nishibata:20181208203720j:plain 最初に配られたパーツ類。ツリーの色は、赤、緑、青、紫から選べます。micro:bitも、青のほかに、黄、緑、ピンクなどがありますが、たまたま色がそろってなんだか嬉しい^^

 

 パーツはすべてこのように準備されていて、また、資料も写真が多くとても分かりやすかったです。アクリルの「ツリー」もきれいに加工されていて、見ているだけでワクワクします!ここまで準備するのが大変なんですよね。わかります。

 

 いろいろ楽しんで作っていたら、同じテーブルの仲良くなった小学生に、「今度はこうするんだよ~」って教えてもらいました^^ 

 

f:id:riz-nishibata:20181208203828j:plain

 資料を見ながら、あっという間にここまで完成。小さなネジ、ナット、スペーサー、ターミナルが面白いようにはまっていきます。本当に、ここに至るまでいろいろ試作されたんだと思います。また、LEDは、レジンで固めてクリスマスツリーの飾りになりました♪

 

 mico:bitのLED部分のプログラミングがわかったら、ツリー部分のLEDの点灯もmicro:bitで制御していきます。同じテーブルの小学生も、「これ、数字変えたら、光る長さとか変わるねんで」って教えてくれました!
 聞いてみると、学校ではまたプログラミングはやっていないとのことですが、週末はこうしていろいろなイベントに出かけているそうです。

 

 もちろん、画面上のプログラミングも楽しいのですが、やはり何か作ったものが物理的に三次元で動くというのは、何か格別ですよね~。大学でも、micro:bitを使ったプログラミングの授業を始めていますが、楽しそうに作っている姿をみると、こちらもうれしくなるというものです。

 

 さて、あまりに楽しかったので、12月のコミュニティイベントでも、同様のことをさせていただくこととしました。とはいえ、アクリル板やレジンまでは準備が大変なので、画用紙とモールやシールで対応することとしました。LEDをはじめとするパーツ類は今回お世話になった共立電子さんにまとめてご準備いただくこととしました。ありがとうございます!

 

 12月25日(火)クリスマス当日なので、その日しか楽しめませんが!← ぜひ楽しんでいただければと思います。イベントの案内はこちらです↓↓